デザインとシズル シズルってどういう意味?

ジュワ~

この擬音語から何を思い浮かべるでしょう。
なんだかとても美味しそうな響きに聞こえませんか?
そういうわけで今回はシズルについてお話しようかと思います。笑

シズルの語源

よく食品関係のデザインをやっていると、

「ここにシズル写真を使ってください」


「シズル感強めでお願いします」

などなど、たびたび出てくるのがシズルという言葉です。

シズルとは英語のsizzleという単語が語源となっている広告用語です。
sizzle自体の意味は 焼けているとか熱くなることを意味する名詞や動詞とでてきます。
肉を焼く時のジュ~って言うよな擬音語を意味しています。

日本でのシズルの意味

英語ではただの擬音語としての意味しかもたないシズルですが、日本ではもう少し幅広い意味で使われる言葉です。ステーキの焼けるジュ~という美味しそうな音もシズルですし、あるいは焼けたステーキの美味しそうな匂い、肉の断面から溢れ出るジューシーな肉汁もシズルです。

さらに言ってしまえば、ありとあらゆる食べ物や飲み物にまでこのシズルという言葉が当てはまっています。そういう意味で、英語のsizzleよりもさらに広い定義で美味しさを表現しているわけです。

写真にせよイラストにせよ、美味しそうに見えるのがシズルの肝です

シズル表現とセールスポイント

有名な言葉でステーキを売るな、シズルを売れという言葉があります。
これは、その商品を買うことで得られる価値を顧客に伝えるということを意味しています。
まさにデザイン的な言葉と言えます。

だからこそ、このシズルという言葉は深く日本の広告、デザイン業界に根付いていきました。つまるところ、シズルというのはその対象のセールスポイントなのです。

ステーキであるなら、なにがセールスポイントになるでしょうか?

美味しそうに焼けている姿?

切り分けられた断面の赤身?

そこから溢れ出る肉汁?

それとも美味しそうに焼けた匂い?
これらは全てシズルであり、そしてステーキのセールスポイントです。

セールスポイントとはつまり魅力です。
顧客はこの魅力に惹きつけられることで商品を買います。つまり、シズルこそが食品において最も大切な要素なのです。

シズルとは五感に訴えかけるもの

飲食という行動は人が毎日行うものです。
そこですり込まれた五感の体験は常に頭の中に潜んでいます。

この記事の一番最初にジュワ~という言葉を使いました。おそらく、多くの人が美味しそうな食べ物を思い浮かべたと思います。
この五感への訴えが、美味しさへの欲求を高めていくのです。
本来、おぼろげである感覚にきちんとした輪郭をつくりだす。
それこそがシズルです。

ここまでの説明で、デザインや広告の世界において、このシズルは重要な役割をもつのがこれで分かってもらえたと思います。

美味しそうというのは誰しもに伝わる共通言語です。
誰しもに同じ感動を与えることができる。
それは何よりも得難いものだと思います。

そんなわけで今回はシズルという言葉を紹介してみました。
ぜひ、皆さんも身近にあるシズルを意識してみてください。

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