Illustratorでハンドクラフトなアナログ表現を活用する方法を解説します!

ハンドクラフトなアナログ表現はデザインの要素として欠かせない表現の一つです。
ソリッドな図形のグラフィックにはない親しみやすさが表現に加わることで様々なイメージを伝えることができます。

 

 

 

例えばこちらのイラストはIllustrator上で作っています。
一見アナログに見えますが、形状自体はシンプルな図形で、その中にブラシ跡のようなテクスチャーで3層構造を作っています。
このように質感を与えてあげることでイラストとしての完成度を高めています。



Illustratorそのものにアナログ風ブラシやエフェクトなどといった機能があります。
それらを駆使すれば、ぱっと見は「アナログ風」にする事ができます。
ですが、アナログ風ということもあり、ところどころデジタル臭さがあるとデザイナーなら感じるのではないでしょうか?
何より、Illustratorの機能だけでアナログ風に加工を施していくと、どうしてもデータが重くなってしまいます。

 

今回はデータとしてなるべく重くないように配慮しつつ、アナログ表現をIllustrator上で行う方法を紹介していきます!

 

 

   

 

 

Illustrator上でアナログ表現

 

この章から具体的に手法を紹介していきます!

 

Illustratorでアナログ表現 1 tiff画像を用意しよう

 

まず活用するのが tiff画像です。
まずはこの手法についてお話しようかと思います。

 

tiff画像はIllustrator上で自由に色変換をすることができる画像形式です。
最初に例として見せた画像に使われているパーツ(ブラシ跡)はこのtiffでできています。
このtiff画像のメリットは何より画像が軽くてすみので、データが重くならずに済むという点です。
重いデータはそれだけ操作を遅くして作業に支障が出てしまいます。

 

具体的に作り方を解説します!

 


tiff画像のアナログ素材の作り方

  • ペンやシャーペンといった画材で、ブラシ跡やシルエットを描きます。(実はクリスタやプロクリエイト のようなデジタルペイントソフトで描いたものでも大丈夫です)
  • それを解像度高めにスキャンします。(デジタルペイントでも良いし、写真に取るなどして画像になっていれば問題ありません)この際、モノクロで大丈夫です。
  • Photoshop上で2階調化して別名保存で形式をtiffにします。

 

工程としてはこの3ステップで完結します。
あとはそのtiff画像をイラレ上に配置していくだけです。



やり方を動画にしてみたのでぜひご覧になってください。

(動画は初めてなので至らぬ点はご容赦ください笑)

 

 

 

tiff画像の注意点

 

この手法はデータとして軽く、それでいてアナログ的なニュアンスを表現するのに適しているという点では優秀です。
しかし弱点として、階調が消えてしまうというのがあります。

 

どういう事かというと、例えば水彩のようなにじみなどは階調がなくては生かせません。
このやり方では2階調化。
つまり白か黒かしかない画像になってしまうのです。

なので、ブラシ跡のニュアンスだけが欲しいなど、例であげた画像のようなイラスト表現がしたいときなどにこの手法を試してみてください。
仕上がりとしてはかなりアナログ表現の強い絵になるので、そういった表現が求められるときにとても重宝します。

 

 

   

 

 

水彩などのアナログ表現


続いて、tiffでは再現できなかった水彩などの階調や滲みといった素材を illustrator上で色変換する方法を書こうと思います。
ちょっとした小ネタではありますが、覚えておいて損はないと思います。

 

 

水彩表現の手順

 

まずは水彩などの階調のある素材をPhotoshopに読み込みます。
素材に関しては自分で描いてもよいですし、ネットで販売されている解像度の高いものでも良いでしょう。

それを透明化して、グレースケールで保存します。

illustratorに画面を移し、先程つくった画像を配置します。
illustratorのスウォッチのカラーを特色に変えて、画像を選択すると illustrator上で色変換を行うことができます。


こちらも動画で解説してみたので参考にしてみてください!

 

 

 

ある程度、操作になれた人はそれって、Photoshopで色つければよくない?
と思う方もいると思いますが、色の検証のたびにいちいちPhotoshopと illustratorを行き来するのは効率が悪いです。


また、色を変えるたびに画像を別名保存していかなくては比較ができないのもかなり非効率的です。
デザインの現場では想像以上に検証の時間を必要とします。
色の検証になってくるとかなり細かい差で判断することも多いです。

あとPhotoshopで色をつけてしまうと、やはりデータが重くなる傾向にあります。
なので、できるだけ illustrator上で作業が完結できるようにする方法として今回の手法を紹介させていただきました。

 

 

まとめ

 

今回はIllustratorでハンドクラフトなアナログ表現を活用する方法を解説しました。
きっと役に立つ瞬間が出てくると思うので、覚えておけばきっと表現の幅を広げるきっかけになると思います!



この手法の使い道を想像する参考になると思うので、最後に今回の手法で作ったイラストをいくつか掲載しておきます!

 

 

 

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