Illustratorでアナログ表現がしたい 1

制作画像1
制作画像2
制作画像3

これらのイラストは全てIllustrator上で作り上げています。

イラレ自体にもアナログ風ブラシやエフェクトなどといった機能があるのでぱっと見は「アナログ風」にする事ができます。
ですが、アナログ風ということもあり、ところどころデジタル臭さがあるとデザイナーなら感じるのではないでしょうか?
定形のアナログ風だと画一的な見え方をしてしまいます。
アナログなのだから不揃いの方がより自然です。

何より、Illustratorはパスで再現するので、どうしてもデータが重くなってしまいます。

そこで、使うのが tiff画像です。
今回はこの手法についてお話しようかと思います。

tiff画像を用意しよう

tiff画像はイラレ上で自由に色変換をすることができる画像形式です。
上記の画像たちに使われているパーツのほとんどはこのtiffでできています。

作り方はいたってシンプルです。

1.筆ペンやシャーペンといった画材で、ブラシ跡やシルエットを描きます。

2.それを解像度高めにスキャンします。この際、モノクロで構いません。

3.Photoshop上で2階調化して別名保存で形式をtiffにします。

あとはそのtiff画像をイラレ上に配置していくだけです。
tiffの利点は

2階調化されたアナログ表現をデジタルで再現してくれます。

イラレのブラシなどよりもデータが軽く、操作しやすい

この2つの利点から僕の職場ではこの手法をよく行っています。
やり方を動画にしてみたのでぜひご覧になってください。

(動画は初めてなので至らぬ点はご容赦ください笑)

注意点

この手法の弱点として、階調が消えてしまう
というのがあります。

どういう事かというと、例えば水彩のようなにじみなどは階調がなくては生かせません。

このやり方では2階調化。
つまり白か黒かしかない画像になってしまうのです。

なので、上記の画像のようなイラスト表現がしたいときなどにこの手法を試してみてください。

仕上がりとしてはかなりアナログ表現の強い絵になるので、そういった表現が求められるときにとても重宝します。

水彩などのアナログ表現

続いて、水彩などの階調や滲みといった素材を illustrator上で色変換する方法を書こうと思います。

ちょっとした小ネタではありますが、覚えておいて損はないと思います。

手順

まずは水彩などの階調のある素材をPhotoshopに読み込みます。
素材に関しては自分で描いてもよいですし、ネットで販売されている解像度の高いものでも良いでしょう。

それを透明化して、グレースケールで保存します。

illustratorに画面を移し、先程つくった画像を配置します。

illustratorのスウォッチのカラーを特色に変えて、画像を選択すると illustrator上で色変換を行うことができます。

ある程度、操作になれた人は
それって、Photoshopで色つければよくない?
と思う方もいると思いますが、色の検証のたびに

いちいちPhotoshopと illustratorを行き来するのは効率が悪いです。

また、色を変えるたびに画像を別名保存していかなくては比較ができないのもかなり非効率的です。

デザインの現場では想像以上に検証の時間を必要とします。
色の検証になってくるとかなり細かい差で判断することも多いです。

あとPhotoshopで色をつけてしまうと、やはりデータが重くなる傾向にあります。

なので、できるだけ illustrator上で作業が完結できるようにする方法として今回の手法を紹介させていただきました。
ちょっとした小ネタですが、作業効率を良くする手法として覚えておいて損はないと思います。

以上、本日のアナログ表現小ネタでした。

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