未経験からデザイナーってなれるの? 2 ポートフォリオについて

未経験からデザイナーってなれるの? 2 ポートフォリオについて


上記の記事の続きとして、今回はポートフォリオについてお話しようとおもいます。
前回の振り返りとして、未経験でデザイナーになるには

Illustrator、Photoshopの習熟

実績となる作品

この2点について触れさせてもらいました。
今回はこれらを踏まえた上で進むステップのお話です。


ポートフォリオって?



ある程度、作品数が増えてきたらそれらをまとめたポートフォリオというものをつくる必要があります。
ポートフォリオとは言ってしまえば、「名刺」です。
私はこういうスキルがあってこういう作品をつくりましたよというのをお客様や採用担当者に見せる自分だけの営業ツールです。

ポートフォリオにおいて重要なのは自分に何ができるのかをしっかりと相手に伝えるという一点につきます。
相手に伝えるということは情報伝達が適切に設計されているということです。

ちょっと恥ずかしいですが数年前につくった僕の展示ポスターで例をつくっていこうと思います笑



基本フォーマットをつくろう


こちらのポスターは僕が学生のときに展示用に作ったポスターです。
仮にこれをポートフォリオに入れるとしましょう。
そしたらまず、ポートフォリオのフォーマットをつくらなくてはいけません。

基本的にサイズは郵送ならA4
面接の際はA3にするのがいいというのが通説です。
これは実際、正しいと思います。


ポートフォリオは様々な人が回し読みをしていくものになります。
そうなってくると読み回しのしやすさなどを考慮し、A4などのコンパクトなものが好まれます。



ポスターなどなるべく大きく見てもらいたいものや、自分が一番自身のある作品を複数ページに渡って手厚く紹介するなど、実際の面接で見せる場合などでは、A3にするのが効果的と言えます。


なにより、A3からA4にポートフォリオをリサイズするのはわりと容易なので、効率的です。

基本サイズがきまったら余白関係やキャプションのルールをつくりましょう。
こういうちょっとしたことからクオリティが高まっていきます。




掲載する写真について



フォーマットが用意できたら、掲載するための作品を写真で撮影しましょう。
webなどのデザインや紙面などのレイアウトメインのものであればまた別ですが、実際にその作品がデータから形になったところを載せておく必要があります。
想像してみてください。

ただデータのみをぱっと貼っただけのポートフォリオと、実際にすりあがったポスターが掲載されているところも載せてあるポートフォリオ。

記憶に残るのは明らかに後者です。




パッケージなどの立体として成立するものであれば写真の存在はマストです。


ここで写真の撮り方に触れてしまうと長くなってしまい、話がそれてしまうので割愛しますが、メインとしてみせるものに関しては基本的には白バックで撮影するのがいいでしょう。そこから付随して、使っているシーン写真などがあるとベストでしょう。

今では簡易撮影ボックスなども割と安く売られているので、ポートフォリオに乗せる程度であれば十分キレイに撮影ができるのでおすすめです。

もし、撮影が難しい場合は合成をするというのも手です。


ネットでも合成用の背景素材などフリーで出回っていたりします。
駅構内のポスターを想定しているであれば、実際に自分で、駅のポスターを撮影してきて、そこに自分のデザインしたポスターを合成するなんてことも十分に意味をもつと思います。
CGでモックをつくるというのも有効です。
最近ではAdobe Dimensionというソフトで簡単にCGをつくることもできるので、そちらを検討してみてもいいかもしれません。
また、デザインデータを渡せばCGを作ってくれるというサービスをしている会社もあるので探してみてもいいかもしれません。

Adobe Dimension公式サイトhttps://www.adobe.com/jp/products/dimension.html

掲載順と取捨選択


作品の掲載順というのはとても大切です。
ここも言ってしまえばデザインです。

ページの構成で読みやすさというのは大きく作用します。
雑多に作品が混ざり合って進んでいくと、読む側はこんらんしてしまいます。

ポートフォリオも読み物なわけですから、ある程度ジャンル分けしてページを構成していく必要があります。

小説がいきなりクライマックスから始まって次のページから日常シーンになっているとかなっていると頭が混乱しますよね?それと同じです。

しっかりとポートフォリオの起承転結や読む流れを意識してページを構成しましょう。

ここで考慮すべきは面接時間は一時間もないということです。

そんな短い時間の間に自分の作品を紹介しなくてはいけないですから、ページ構成の整理やシンプルなページ設計というのはとても大切です。



作品の取捨選択もとても大切な要素になります。
例えば、webデザインで広告を扱っている企業を受けようとしたとします。
そうなったら当然、企業はWebデザインに対しての実力を知りたがりますよね。
そうなった場合、読みたいのは当然Webデザインのスキルがわかるページです。

そうなれば、相手が読みたいと思うページを一番最初にもっていき、手厚く紹介していくのが効果的と言えるでしょう。
面接用のポートフォリオならば、
1作品に3〜4ページ使っても構わないと思います。
それが2~3作品くらいあれば十分でしょう。
おそらくその時点で、面接時間はかなりおしているに違いありません。
ですので、他のデザインのページは1ページでおさめてサラッと流せてしまう程度におさめてしまうで構いません。

また、不要なものは捨てていきましょう。
受けた会社がパッケージをまったくやっていないのであるならばパッケージ作品のページは不要です。

あまり面接に効果的ではない作品は読み手にとっては情報過多のストレスになりかねません


受ける会社によってそういった作品の掲載順や取捨選択を試行錯誤してポートフォリオを作っていきましょう。


働く姿をイメージする


自分のポートフォリオをから自分がどういったデザイナーとして働いているのか伝わってくるのがとても大切です。

Webデザイナーなのか、パッケージデザイナーなのか、広告デザイナーと大まかに区分するのもいいですが、さらに深く掘り下げるのもいいと思います。


例えば、

: イラストやアナログの表現が得意なパッケージデザイナー

: コーディングからUIUXまで幅広くこなせていけるWebデザイナー

: 強烈なイメージビジュアルをつくれる広告デザイナー


自分がどうなっていたいのか。
それが明確であるならば、自ずとポートフォリオもそういう姿を想像できるものになっています。
これをヒントに自分がどういうデザイナーとして働いているのかを意識してみてください。
こういった特色が武器となります。

以上でポートフォリオについては終わりにしようと思います。
今回はデザイナーをフォーカスして話を勧めましたが、これはイラストレーターやフォトグラファーなどにも当てはまることだと思います。
自分の特色があったり、出していこうとしているというのが何よりも大切なのです。

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