僕自身、現役で広告デザイナーをやっているので、
僕が読んでみて良かったなと思うデザイン書籍について紹介しようかなと思います。
世の中、嫌というほどデザイン書籍があふてていますが、この記事を見て少しでも参考になれば幸いです。
※今回はIllustrator、Photoshopなどのソフト関連の書籍は省きます。
目次
レイアウト基本の「き」
デザインにおいて一番重要なことがレイアウトになります。
この本ではかなりわかりやすくレイアウトについて書かれており、ある程度勉強した今でも時々見返したくなるほど濃い内容になっています。
本当の意味で基本のきなので、最初の一歩を踏み出すのにもちょうどいい内容になっています。
僕がTwitterでドヤ顔で語っているこのレイアウトのちょっとした錯視もこの本で語られています。
こういった錯視の話は意外に語られることが珍しいので、この書籍はぜひ読んでもらいたいです。
デザインのネタ帳
これは同じ依頼内容を4人のデザイナーがそれぞれ別のレイアウトでデザインしたものを紹介するという内容の実用書です。
実際の現場では何種類もレイアウトなどを考えていくわけですが、未経験の人にとってはレイアウトを何種類も考えるのは大変だと思います。
この書籍ではそんな、レイアウトを考える発想のヒントが得られると思います。
欧文書体 その背景と使い方

デザイナーにとって欧文はなくてはならない相棒です。
ですが、欧文って普段遣いする文字ではないですから、いまいちその使い方や違いについて分からないことが多いと思います。
この書籍はそのあたりの知識をうめるのにうってつけのものになっています。
僕もはじめてこの本を読んだときは思わず、変な声がでるくらいに知らないことをだらけでした(笑)
フォントの知識を知っているだけで、その欧文を使う意図が明確になります。
そういう意味でもぜひ読んでもらいたい本になります。
ハンドレタリングの教科書

欧文の知識としてだけでなく、それをアウトプットできるとかなり現場でも役に立ちます。
ハンドレタリングの教科書はそういう意味でとても重宝しました。
かなりわかりやすく学び方がかかれているのでこれを教科書にハンドレタリングを勉強するのはいかがでしょうか?

かなり前につくった上手くない作例ですが(笑)
こういったちょっとしたあしらいとして手書きの文字がくるとおしゃれですよね(笑)
装飾系ロゴ&レタリング

こうしたおしゃれな文字のデザイン、装飾のあしらいはかなりの確率で現場で求められます。
何より、こういったテイストのものができるだけでかなりデザインの絵力も上がっていきます。
もし、アナログの作業が苦手でもこのあしらいをヒントにパスで表現するなど、自分のデザインソースとしてかなり重宝できると思います。
素晴らしき手書き世界 チョークボーイ

チョークアートで有名なチョークボーイさんの作品集になります。
こちらもデザインのあしらいがおしゃれでとても参考になりました。
なにより、昨今はこういったサードーウェーブデザインが流行っている傾向にあるので現場でもかなり重宝されるスキルになってきている気がします。
読み物としてもとても面白いのでぜひ読んでもらいたいです。
The Pattern Sourcebook
こちらは世界のパターンデザインが掲載されたデザインソース本です。
こちら洋書になっているのであまり具体的なデザインの説明がのってはいませんが、その絵を見てるだけで十分に価値がある一冊です。
ただし、かなり前の本なので新品ではもう手に入らないがネックです。
PATTERNS

こちらも同じくパターンのデザインソースになります。
こちらは比較的、最近でたものなので手に入りやすく、デザインの参考にもってこいのものになっています。
主線なしイラストの描き方
一点変わって、こちらはイラストレーターのア・メリカさんのイラスト参考書になります。
デザイナーといってもイラストを描く場面はかなり多くあります。
だいたいはIllustratorのパスで完結するもので済む場合が多いですが、この本で書かれてる技法を加えることで絵が劇的に良くなるのを実感できると思います。
こちらはぜひオススメしたい書籍になります。
シズルのデザイン
シズルはデザインの重要な要素です。
この書籍ではシズルを、とろとろ、じゅわーといった擬音でジャンル化して紹介してくれています。
とてもわかりやすい参考書になっています。
ロゴデザインのロジック
こちらはロゴデザインについての書籍になります。
この書籍はロゴの作例に付随してそのデザインの狙いなど、より詳しく解説されたものになっています。
こうしたロジックをきちんと書かれたものはあまりなく、この書籍はかなりありがたい存在でした。
たのしいロゴづくり
具体的なロゴの制作テクニックが書かれた書籍になります。ここのテクニックをヒントに自分なりに試行錯誤をしていくのが上達の近道ではないでしょうか。
かなりわかりやすいのでおすすめです。
さぁ、写真をはじめよう 写真の教科書
写真の知識はデザイナーであっても持っていて損はないです。
というのも現場ではカメラマンにカンプを元に撮影指示を行うという場面が起こりますが、そういった時にカメラマンに適切な指示伝達をする上で最低限の知識を必要とするからです。
そういう意味でこの本もぜひ読んでもらいたいものとなっています。
問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術
こちらはデザインの考え方についての書籍です。
国内でも有数のデザイン制作会社nendoの佐藤オオキさんの問題解決のための発想について書かれています。
こうしたデザインロジックはかなり僕も読んでいて参考になりました。
特に独学の方にほど読んでもらいたい一冊です。
まとめ
長々と紹介させていただきましたが、どれもおすすめの書籍になります。
これらの本を読んでみるだけでもかなり知識が身につき、デザインの実力がかなりつくと思います。
何より知識は力です。
デザインの良し悪しをはかる指針となってくれます。
IllustratorやPhotoshopの習熟に目を向けがちになってしまいますが、こういった知識こそ実は本当に大切なことだと僕は思います。
しかし、アウトプットなしには成長はありません。
最後は実践です。
これらの本はあくまで知識です。
そこにあるものを引き出しとして、いつも意識しながら実際のデザインに落とし込むというのをしてみるとより早い成長が望めるとおもいます。
