僕が新卒でデザイナーになるまでの就活話

僕が新卒でデザイナーになるまでの就活話

今回はちょっと趣向を変えて、僕が新卒でデザイナーになるまでの就活話をしようと思います。

簡単に流れを書きますと、

僕は四年生の美大でグラフィックデザインを学んでいました。
そこから紆余曲折ってこともなく平凡に就活して中規模くらいのデザイン会社に就職しました。僕は四年生の美大でグラフィックデザインを学んでいました。
そこから紆余曲折ってこともなく平凡に就活して中規模くらいのデザイン会社に就職しました。

あまりに平凡な就活だったので逆にデザイナーを目指す新卒や未経験者には参考になるのではないかと思います。

就活というの意識しだしたのは3年生の秋頃くらいだったと思います。

僕はデザインをするより写真を撮る方がよっぽど好きで、暇さえあれば夜中に撮影しながら街を徘徊するなんてことをしていました。
将来は写真を仕事にできたら良いななんて思っていたかもしれません。

撮影写真1
撮影した写真2
撮影写真3

しかし、いざ社会に出ることを意識すると写真で食べていくにはとても実力が足りません。

すくなくともスタジオ撮影などの専門的な知識はまるでなく経験もありませんでした。

アートとしての写真ではお金はなかなかもらえません。
まして自分のアート性だけでお仕事を貰える自信もありませんでした。

時間は無慈悲に進みます。
僕は写真は一旦、頭の隅に置いて四年間まがりなりにも学んできたデザインで社会に出ていくことを決めました。

そこからはポートフォリオの作成でした。

と言っても僕が在学中に作ってきたのは自分のつくった写真集のデザインや展示のポスター、
他にはネタでつくった女装ポートレート(ここ伏線ですよ)
といった社会ではとても役に立たないようなものばかりでした。

余談ですが、デザイン学科に所属していれば大学から課題として仮想のブランディングや広告をつくるなんてものがあってそれを大抵の学生はポートフォリオの入れて就活をするのですが、僕はそういう点では非常に不真面目というか別段好きでもなく、そういった授業にはあまり力を注いできませんでした。なので圧倒的にそういった実際にデザイナーとして働くことを想定したものがほとんどなかったのです。

そういう意味ではデザイン学科の生徒としてはかなり不真面目だったかもしれません。

それでも、ポートフォリオをまとめだしたのは3年生の冬ということもあり、今さら何かを増やしても付け焼き刃でしかなく、今持ちうるものをまとめたもので就活を始めることにしました。

2 初面接?もちろん苦戦しましたよ

4年生となり就活が解禁されました。それと同時にマイナビやらリクナビやら登録しつつ、何とかなるだと、と楽観的に過ごしていました。

デザイナーは実力勝負だから面接練習なんて別に良いだろうとまったくやっていませんでした(ここ伏線ですよ)

ちなみにデザイナーの就活は書類選考にポートフォリオ審査というものがあります。
なので、就活解禁までにはちゃんとポートフォリオをつくっていないと書類審査にすら受けられないなんてこともあるので注意が必要です。

僕はとりあえず気になるところには片っ端から送っていきました。
未だに紙媒体主流の就職活動なのでポートフォリオを何部もすることになり相当お金が飛んでいきました。

とりあえず、僕は映画が好きということもあり、映画配給会社としてかなりの大手を受けていました。
そこは映画のポスターだけでなく広告なども手広く行っており、何より大企業なので福利厚生も良かった。でも倍率はヤバそうだなとダメ元でだしたら、あっさり通してもらいました。

「あれ?意外に就活ってちょろい?」

なんて思っていたりもしましたが、蓋を開けばそんなことはもちろんありませんでした。

まず最初は簡単な学力テストとクリエイティブテストでした。
クリエイティブテストは言わば手ラフの案だしです。
記憶がおぼろげですが、確かあなたの好きなものをテーマにポスターの案を考えてください。そして、そのビジュアルの意図を説明してくださいみたいな感じだったと思います。

とりあえず、なんとか時間内に書き終わり、提出してその日は終わりました。
そこからすぐ連絡があり面接になりました。
伏線が回収されます。

当たり前ですが、もう緊張で何を話してるのか分からない状態でした。
自分のつくった作品すら要領得ない説明をしてしまいました。
未だにあの緊張感は忘れられません。

気がつけば面接が終わり、ただただ落ち込むしかありませんでした。
後日、きたのはもちろんお祈りメールでした。

3 初回の反省をいかして再チャレンジ

しばらくはへこんでいたのを記憶しています。
しかし、僕はある程度へこんだあとは極力プラスに考えるようにしました。

面接に呼んでくれるってことは最低ラインはクリアできていたということ!つまり面接がネックだった!

とはじめから気づけと言わんばかりの反省をし、大学のキャリア室に駆け込みました。

そこで、面接の練習をすることとなりました。
面接は何よりも話の流れを考えて話すことが大切です。

淡々と作品を説明していても人は記憶に残してはくれません。
面接する人は何十人も面接し作品を見ています。

どれだけ作品の質が良くても盛り上がりがなければ、なかなか印象には残らないのです。
だからこそ、ちょっとした盛り上がりを用意しておかないといけない。

そこで、僕が思いついたのが……ネタでつくった女装ポートレートでした。

ポートフォリオの構成もその話の流れに合わせて変更しました。


最初に真面目な作品を見せて、実力を見せておいて、少しずつネタ要素の強い作品がでてくるという構成にしました。

こうすることで最後には強烈な印象をもって終われます。この判断が最終的にとても上手くいきました。

僕の思惑通り、こういった話の盛り上がりを意図的につくるのは非常に好評でした。

最後にはなんだかいい話したなという謎の達成感をもって面接を終えられるようになりました。

いま、入社した会社で僕を採用してくれた上司は

「さわたりくんの作品は別にいい出来ってわけではなかったけど、面接は誰よりも印象に残った。短い時間の中で印象に残すっていうのはなかなか難しいことだよ」

と言ってくれました。

結局、この印象に残すというのが大切なんだなというのを僕は就活で学びました。

4 まとめ

デザイナーの就職活動だとどうしてもポートフォリオに注目してしまいがちですが、本当に大切なことは自分のことを相手の印象に残すということにあると思います。
会社は人と人が協力しあって様々なプロジェクトをこなしていきます。
だからこそ、その人となりが何よりも大切なのです。

面接で人となりが分かるはずがないという意見もあると思います。
実際、よくそういうセリフ聞きますよね?
ですが、それは言い訳です。

誰しもがあなたの人となりが分かるまで付き合ってあげるほど暇ではないのです。
僕はその短い面接時間でどれだけ自分の人となりをアピールできるかどうかが勝負だと思っています。

そのための武器がポートフォリオのなのです。
ただの作品の記録では意味がありません。

もし、今就職活動中だったり就職を控えている人がいれば今一度、自分のポートフォリオを振り返ってみてください。

そこにあなたの人となりが分かる要素はありますか?
面接する時にそのポートフォリオを見て話が盛り上がる流れがありますか?

他者に印象を残すにはどうしたらいいか、そのことを意識して構成するだけで、あなたのポートフォリオは格段に素敵なものになっていると思います。
そんな感じで今回は終わろうと思います。

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