カジュアルでありながら職人気質。ローライ35というフィルムカメラの魅力と作例を紹介

ローライ35というカメラをご存知でしょうか?
ドイツのRollei(ローライ)社が1967年に発売した、とっても小さなフィルムカメラで、ひと目見たら絶対に忘れないほど個性的な姿をしています。

 

 

通常の一眼カメラと比べたら小ささがよくわかると思います。
 
 
個人的にはこの可愛らしい見た目をとても気に入っています。
今回はこのカメラに関して記事を書こうと思います。
 

 

 

 

 

 

ローライ35は1960年代にドイツのカメラメーカー ローライから発売された機械式の超小型カメラです。

 

このカメラを使った人で有名なのがスティーブン・ショアというアメリカの有名な写真家です。
発売から月日が経過した今尚、根強い人気があり僕自身このローライ35をよく使っています。

 

スティーブンショアの作品引用画像
IMAより引用 https://imaonline.jp/imapedia/stephen-shore/#img7 © 2017 Stephen Shore, courtesy 303 Gallery

 

 

やはり、一番の特徴はその見た目です。

サイズは手のひらに乗ってしまうほど小さい。
まさに文字通りのコンパクトカメラといっていいでしょう。

 

 

ローライ35のイメージ

unspulash https://unsplash.com/

 

 

コンセプトもひたすらコンパクトにするということで設計されていたようで、当時のドイツの技術の結晶とも言えるカメラです。
機械式ということもあり、製造から半世紀近くがたった現在においてもほぼ故障なく動き続けている機体が多く世に出回っています。

 

また使われているレンズも、ドイツ製の有名レンズ「カールツァイス」というのも人気な理由の一つだと思います。

 

 

 

ローライ35の作例

 

ここで少し、僕が撮った写真をいくつか載せようと思います。

 
 
 
 
 
 
 
 

ローライ35の特徴


こんな華奢な見た目をしていながらその描写力は素晴らしいものがあります。

なんとなく青がいい感じに表現されている気がしますね。

 

見た目の可愛さもあるので、人気がとてもあります。
しかし、このローライ35はかなり扱いが難しいカメラでもあります。


まずこのカメラは目測式と呼ばれるタイプのもので、写真を撮る前に被写体との距離を指定してあげなくてはいけません。
その距離を咄嗟に判断するのがなかなか難しい。
しかも、ちゃんとそれが合っているかどうかは現像するまで分かりません。

 

少なくともこのカメラで開放状態で撮ることは相当なれていないとまず無理でしょう。
ただでさえ、目測式で焦点をあわせ辛いのですから当然です。
そういう意味で難しいカメラと言えるでしょう。

 

でもこういう、コンパクトカメラは咄嗟の時ほど使いたいものですよね。
もちろん、ローライ35も手軽に撮る方法があります。


それはパンフォーカスで撮るということです。


パンフォーカスとはカメラに写る全てにピントの合った写真のことです。
想像しやすいのは写ルンですでしょうか。
あれも初めからパンフォーカスの設定で作られているので、誰でもミスなく写真が撮れるようになっています。

 

なので、なるべく絞りを大きくして、その分、感度の高いフィルムを使うことで比較的簡単に扱うことができるのです。
逆に言うと、ローライ35で奥がボケて、手前にピントが合うような写真を撮るのは難しいと言うことでもあります。

 

もし、そういった奥ボケ写真が撮りたい場合はローライ35はお勧めできません。

 

 

 

 

 

ローライ35は人を撮るのに最適

 

過去にローライ35で撮影した私的な写真。

 

個人的にローライ35は人を撮るカメラとしてはとても良いと思います。
カメラを向けられるとみなさんどう思いますか?
大抵の人は身構えてしまいますよね?

 

しかし、このローライ35はその特徴的な小さなフォルムから威圧感を全く与えません。
とても自然にカメラと向き合うことができる。それはとても重要なことです。
とてもカジュアルに、それでいて素晴らしい描写力を兼ね備えたローライ35は人を撮る上で必要なものを全て持っています。

 

 

 

ローライ35まとめ

 

 

ローライ35イメージ

unspulash https://unsplash.com/

 

 

今回はローライ35というカメラについて書かせてもらいました。
見た目はとても可愛らしく、またその極限まで小さくしたフォルムは人を撮る時に威圧感を与えません。

 

カジュアルに写真を楽しむにはとても良いカメラです。
それでいて描写力はとても高い。

 

しかし、扱うには慣れが必要な気紛れな性質を持っています。
もし購入した場合は地道に付き合って慣れていく必要があります。

それでもこのピーキーなカメラはとても人気が高いカメラです。
中古市場でおよそ3~5万円程度が相場です。
コンパクトカメラの値段と考えるとなかなか高級な部類です。


それなりに年季の入ったカメラなので、しっかり動くものを想定すると5万が妥当でしょう。
しかし、それを加味しても買って損のないカメラです。
いつでも持ち歩ける小さなカメラなのに、装備したレンズはドイツ製カールツァイスの高性能。
美しい描写力をいつでも味わうことができます。

 

見た目も可愛く、あまりのスタイリッシュさに、ファッションアイテムとしてもとても良い魅力があります。
それほどに、このカメラは見た目だけで一味違うのです。

 

 

フィルムカメラは今ちょっとしたムーブメントを起こしています。

 

皆がスマホという品質のいいデジカメを所持し、Instagramといった写真投稿のSNSが普及してきたことに起因します。
デジカメはそれこそ、その人の写真の腕前を度外視して綺麗な写りをサポートしてくれます。
難しいシャッタースピードや絞りの設定も全てオートです。
そして必ずクリアに写してくれます。

 

またスマホやInstagramなどには写真加工の機能が備わっていて、簡単に素敵な写真へと仕上げることができるようになりました。

 

ですが、それによりある問題が浮上するようになります。

それはネットに上がる写真のどれもこれもが画一化していくと言うことです。

 

綺麗に撮れ、感光やブレもなく綺麗に出来上がる写真たち。
一つ一つはとても良い写りをしていても、それが羅列されると途端に同じものに見えてくる。
それこそが画一化です。

 

皆それを無意識に感じ取っていたのでしょう。
だからこそ、フィルムという前時代の媒体を通して写真を投稿する人が増えてきたとも言えます。

 

フィルムは一点ものです。その写りには色濃く個性が残ります。
皆と一緒でいたいけれど、どこか別物でもいたいという欲求を満たしてくれるのが、フィルムカメラの大きな魅力といえるのではないでしょうか。

 

フィルムカメラは本当に不便です。撮った写真はすぐに確認できないし、撮影者の腕によって写真が大きく左右されます。
だからこそ、フィルムカメラのような良い意味でケレン味と呼べる不便なものが、今の世の中が必要としていることなのかも知れません。

 

少し話が脱線しましたが、フィルムカメラを検討されている方はぜひ、ローライ35を試してみてはいかがでしょうか?
きっと一生の友達になってくれるはずです!

 

 

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