デザイナー視点からイラストレーターになるにはどうしたらいいか考えてみた

デザイナー視点からイラストレーターになるにはどうしたらいいか考えてみた

イラストレーターという職業は人気のある職業です。

いつか絵を描いてそれを仕事にできたらいいと考えている人は少なくありません。

僕自身、仕事でイラストレーターの方に関わる機会も多く、デザイナー視点からイラストレーターになるための近道を考えてみたのでそれを記事にしていこうかと思います。

まず前提として、イラストレーターとは「仕事」として絵を描く職業です。

ここでいう仕事というのは例えば、小説などの表紙であったり、雑誌や広告などのイラストであったりでしょう。

ここで大事なことは最終的なアウトプットの意識です。

お客様が求めるイラストが描けるのか、そのイラストがどういった使われ方をするのか、そういった細かなことをしっかりと意識していき、形にするだけのスキルがイラストレーターには必要不可欠となっています。

少なくとも、そういう意識を持ってオーダーをこなしてくれるイラストレーターとはデザイナー視点から言うとぜひ仕事をしたいと思います。

美大の繋がりや仕事の関係でイラストレーター志望の方と話す機会があるのですが、大抵は絵のクオリティにのみ注視してしまい、最終的なアウトプットを考えて絵を描ける人はあまりいません。

まず大切にして欲しいのが自分の絵が最終的にどういう扱いで使われるのかという意識をもつことにあると思います。

デザインをする上で全体のトーンに合わないような扱いにくいイラストは雑音でしかありません。

そうして何度も修正を指示しなくてはならないなんてことにもなり得るのです。

その意識から生まれでるイラストレーションは自ずと人々に求めらるものへとなっていきます。

SNSを駆使しよう

仕事を得る流れとしては、イラストを描いて個展や持ち込みなどオフラインでの活動やTwitterやInstagramなどのSNSを使ったオンラインでの営業をして仕事に結びついていくのが自然な流れでしょう。

イラストレーターを目指すのであればInstagramやTwitterでの活動はマストといっても過言ではありません。特に今はSNS全盛の時代です。

毎日、ひたすた絵を投稿していくだけでかなりのファンを獲得するチャンスがあります。

最近の例だとパントビスコさんという方がイラストをほぼ毎日インスタグラムに投稿し続け、それが人気となって最終的に池袋のPARCO MUSEUMで大規模な展示を行うにまで至りました。

正規のルートでPARCO MUSEUMのような大きな箱で展示しようものなら、すでにプロとして活躍し、かなりの人気イラストレーター、漫画家でなければまず声がかかりません。

一方でパントビスコさんに華々しい仕事の実績があったわけではありません。

それでもこれだけの展示を行えるというのはSNSの力あってのものです。

何より初期投資がかかりません。

つまりやって得はあっても損は無いのです。

なのでまずは何よりSNSの運用を積極的に行なっていくべきだと思います。

オフラインでの活動も大切

SNSというオンラインの活動のみでも仕事を得ることはできます。

実際、そのように活動するイラストレーターの方はいます。

しかし、未だにオフラインの活動を重視する人間も多いのが実情です。

特にパッケージデザインやグラフィックデザインの領域で活躍している人はその傾向にあります。

なのでもし、自分の絵が商品のパッケージなどで使ってもらいたいと考えている人がいる場合、コンペなど業界の人が注目する賞を目指すのも一つの方法です。

雑誌illustrationが主催しているザチョイスやガーディアンガーデンが主催する1wallなどはよく注目されるコンペです。

デザイナーやアートディレクターはかなり注目している人も多く、仕事に結びつきやすいです。

腕試しとしてもよく、名前を売り出すにはいいステップになるのではないでしょうか。

1wallに関しては審査の段階で現役のイラストレーターやアートディレクターが直接ポートフォリオを見て、やり取りしながら審査していくので、フィードバックももらえる良いコンペだと思います。

他には有名なギャラリーの公開コンペなどに参加するのも良いかと思います。
表参道にあるHBギャラリーなどが特に注目度が高いでしょう。

あとはやはり古典的な方法としてデザイン会社や事務所などに営業をかけるということも正攻法ではあります。

ただし、連絡をとったりメールでポートフォリオを送っても無視される場合が多いです。

僕の会社でもポートフォリオを送ってくるイラストレーターは多いですが、ほとんど読まれることなくホコリをかぶっています。

というのもデザイン会社はあまりに忙しくゆっくりと見ている余裕がないのです。

まして、ポートフォリオだけ送られても仕事を発注しようとはならず、読んでそのままが関の山です。

ポートフォリオサイトを作ってメールを送り反応があれば儲けと考えるか、勇気をだしてテレアポして会う時間をとってもらうかではないかと思います。

その時に大事なのはその見てもらう相手がどういう仕事をするのかを意識することです。

大衆向けのパッケージデザインを得意としているデザイナーやアートディレクターに女の子の可愛いイラストをひたすら見せ続けてもあまり意味がありません。

その人、その会社が発注したくなるイラストを選別していく意識が必要なのです。

まとめ

まとめますとイラストレーターに必要なことは、

そのイラストがどのように使われていくのかというアウトプットの意識を持つこと。

そして、求められているテイストをしっかりと読み解いて適切な営業をしていくことになります。

この2点をしっかり意識していくだけで、デザイナー側からすれば発注したくなるイラストレーターになります。

もちろん、これらの話は「イラストが描ける」ことが前提にある話です。

いきなり絵が上手くなるなんてことはまずあり得ません。

僕はデザイナーなのでイラストを描けるようになるにはどうしたらいいなど、それほど役に立つアドバイスはできないかもしれません。

ですが、イラストが上達をしていく過程はデザインが上達していく過程となんら変わりないと思います。

デザイナーもまた誰のためのデザインかを意識していく仕事で、本質的にはなんら変わりないからです。

良いデザインがしたければ良いデザインをいっぱいみてそれを真似ていき自分のものにして行きます。それと同じです。

色々な表現のイラストを見てそれを真似して、自分のものにしていく。

そうやって少しずつ上達していき、自分のテイストを手に入れていくのだと思います。

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