一周まわって新しい?リバイバルデザイン「メンフィス 」について

 

いきなりですが、こういった背景のデザインを見かけたことはありませんか?

 


引用 https://www.shutterstock.com/ja/blog/memphis-style-design-trend-explained

 

おそらく多くの人がこのような背景パターンのデザインを見たことがあるでしょう。

実はこの背景パターンには名前があります。

それがメンフィス柄、もしくはメンフィススタイルです。

 

 

80年代に流行したこのメンフィススタイルは今は一種のレトロリバイバルとして注目される手法の一つとなっています。
今回はこのメンフィスについて解説していこうと思います!

 

 

メンフィスとは

 

 

 

 

「メンフィス(Memphis)」とは1981年にイタリアの建築家エットレ・ソットサスが中心となって、結成されたデザイナー集団の名称です。

かなりポップな印象を受けるデザインですが、元となる思想もいかにも芸術ということではなく、より身近でいい意味で安っぽいといった親しみやすさを出発点としているのが

このメンフィスというデザインの特徴と言えるでしょう。

そういう意味でメンフィスはポップアートとはかなり近しい仲間と言えるかもしれません。

 

 

幾何図形とライン、そしてこのビビットな配色はそれまでのデザイン界には見られない手法でした。

メンフィス結成の翌年1981年9月の世界の家具デザインの大きな祭典、ミラノ・サローネにおいてメンフィスは高く評価され、世界に衝撃を与えました。

 

 

引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9_(%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3)

 

 

70年代までにはなかったこの手法は賞賛される一方で、非難の対象にもなりました。

奇抜であり、装飾的すぎるデザインはそれまで評価されてきたバウハウスのような機能美、実用性を重視する思想とは真逆であり、受け入れられないということもあったのでしょう。

 

結局、メンフィスの活動期間は短く、1988年に解散することになります。

 

 

メンフィスデザインの特徴

 

メンフィスの特徴は何といってもビビットカラーと曲線とランダムな幾何学パターンです。

それらが一つの画面の中で、散りばめられ、それぞれの要素にシャドウを入れていくことで浮遊しているような不思議なイメージを作り出しています。

メンフィス自体の活動は決して長くはありませんでしたが、様々なところでその手法は生かされ続けました。

 

引用 1995年 初代Apple Watch https://news.livedoor.com/article/detail/13308043/

 

引用 2011年 ディオールの秋のコレクション https://news.livedoor.com/article/detail/13308043/

 

 

世界的にも流行の一つとして使われてきたメンフィスですが、昨今のwebデザインにおいても活躍しています。

理由はやはり、幾何図形の要素がモーションとの相性が非常に良いという点です。

色についてもビビットさを抑えて調整すれば、ディスプレイでも賑やかな印象にできるので、非常に使い勝手の良い手法と言えるでしょう。

 

PlayUp

Conectamos personas con marcas a travs de experiencias…

 

 

 

 

 

 

レトロさが逆に新しい

 

 

メンフィス自体は非常にレトロな手法です。

今の3~40代のデザイナーには見飽きたデザインと言えるかもしれません。

しかし、令和のこの時代においては一周回って新しいとなりつつあります。

例えば昭和レトロな文字デザインであったり、写ルンですの流行などと同じで、それらに触れてこなかった世代が徐々に消費者として台頭しはじめてきたからです。

 

 

いわゆる、ミレニアル世代、Z世代のデジタルネイティブな若者を中心にSNSで活発に広がりつつあるレトロリバイバルはこれからのデザイントレンドとなっていくことでしょう。

メンフィス スタイルが日本に定着したのはまさに80年代であり、その頃はちょうど、平成に足を踏み入れた時期でした。

そして、今の時代と同じように、この時期は昭和文化のリバイバルブームでもありました。

そういう意味では今の時代にこのようなレトロリバイバルが流行するのは必然だったのかもしれません。

 

 

 

まとめ

 

今回は80年代に流行したメンフィススタイルについて解説しました。

流行は廻り、今の10〜20代の若者にとってメンフィスは非常に目新しいスタイルとして定着しつつあります。

令和という転換期を迎えて、レトロリバイバルは今後のデザインにおいて大きな主流となるのではないでしょうか?

 

実際、最近ではカセットテープが少しブームになっていました。

サブスクで配信が最近の音楽市場の流れで、今の若い世代はそれが当たり前です。

だからこそ若者にはその時代遅れな手法が新鮮に見えたのでしょう。

やがては平成レトロなんてものも流行していくのかもしれませんね。

 

 

 

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