デザインにおける写真の重要性について

デザインと写真はとても密接な関係性にあります。
写真が良いかどうかでデザインが決まると言っても過言ではない程に、デザインにおける写真の重要性は大きいです。

 

どれだけコンセプトをしっかり作り込み、細部のレイアウトにまで気を使ったとしてもメインを飾る写真が良くなくては結局、良い仕上がりにはなりません。
写真の良し悪しはもちろん、どう言った構図や構成要素で撮影を行うかを考えるのはデザイナーの腕の見せ所と言えるでしょう。

 

今回はそんなデザインと写真について記事にしていこうと思います。

 

 

写真はデザインにおいてメインビジュアルとなることが多く、その重要性はとても大きいです。
だからこそデザイナーは写真の構図や構成などをしっかりと作り込む力を必要とされます。
今回の記事ではデザインにおける写真の考え方などをまとめていきます。
ぜひ参考にしてみてください!

 

 

 

 

写真は雄弁

 

写真は口よりもよく喋るというの言い得て妙な表現だと思います。
僕たちは情報を視覚的に受け取ることがほとんどです。
つまり時として一目で「意図」が分かる写真は、言葉で説明されるよりも早く人に理解されます。

 

例えば安易な表現ですが頭痛をイメージさせるのであれば頭を抑えて項垂れてる人の写真を使えば、言葉にしなくてもそれが想像できますよね?
人は想像する生き物です。
だからこそ、このように写真はイメージを人に伝える際にとても重要な役割をになってくれます。

 

頭痛のイメージ

 

 

 

写真は明確にイメージを伝えてくれる

 

人間は想像する生き物と先ほど記述しましたが、想像力は人によって違います。
例えば「すごく美味しいりんご」という文字だけで人はどんなものを想像するでしょうか?

色は?大きさは?皿に切り分けられている?それとも皮付きのまま?

 

このように人によって想像するものはいくらでも出てくるでしょう。
デザインにおいてはその想像力をかき立てるというのは一つの武器にもなり得ます。
しかし、明確に「すごく美味しいりんご」を見せたいと考えているのであれば、言葉で説明するよりも写真の力に頼ることが一番の解決方でしょう。

このように写真を使ってイメージを補助してあげることで人はより安心して、そのりんごを手に取ろうと考えるわけです。

これを「画像優位性効果」と言います。

 

商品の良いところを伝えるといった部分で写真よりも優位にたつ表現はまずありません。
それ以外の表現は読み手の想像力にどうしても依存してしまいがちだからです。
そういう意味で食品関係の広告などではほぼ必ず商品写真が使われます。

詳しくはシズル表現という記事で説明をしているので良ければご一読ください。

 

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写真におけるデザイナーの役割

 

意外かもしれませんが、広告や商品パッケージに使われるような写真はカメラマンがイメージを作り上げているわけではありません。
撮り方、構図、構成する要素を設計するのはデザイナーの仕事なのです。
これがいわゆるカンプ制作という仕事です。
詳しくはこちらの記事を参照ください。

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カメラマンはそのデザイナーが作り上げた設計図を元にスタイリストと協力して完成度の高いものに仕上げるのが仕事です。

つまりデザイナーは最低限、写真に対する知識が必要とされるのです。
それは構図であったり、撮影の仕方であったりと様々なものに及びます。
もちろん「餅は餅屋」という言葉あるくらいですから、プロのカメラマンに張り合うほどのものではありません。
あくまでカメラマンやスタイリストとコミュニケーションをとる上で、必要な基礎的知識で十分です。

 

ですが、ビジュアル設計となるとより深く、イメージを意識させる学びを必要とします。
当たり前の話ですが、「美味しいそうなりんご」を撮影するのであれば「美味しそうなりんごをの見せ方」を知らなくてはいけません。

 

簡単なようでそれはとても難しい話です。
例えば、スターバックスであれば新作のフラペチーノが出るたびに毎回美味しそうな広告ポスターが貼り出されていますよね?
そのフラペチーノがなぜ美味しそうに見えるのか考察してみると分かるかもしれません。

 

 

例えばこちらのマロンで考察してみましょう。
フラペチーノを大胆かつ大きく配置し、中のソースのスワールが綺麗に見えるよう撮影されています。
その上で、程よく効いたコントラストをつけ、水滴をカップにつけることでフレッシュな印象に仕上げています。
さらに栗やミルク、チョコと言ったフレーバー要素をフレペチーノの半分に大きく配することで、このフラペチーノ にはこれだけのものが詰め込まれているということを視覚的に表現しています。
そして、これらの要素を一番に伝えたいので、周囲に余計な飾りはなくシンプルに茶色のベタと欧文のタイトルだけという作りとなっています。

 

このように、イメージを設計するということは様々な要素を組み合わせ、計算していくことを意味します。
これは一朝一夕で身に付く感覚ではありません。
日々の生活や広告物を見て考察したり、実際に作っていくことで身についていきます。

 

 

 

 

まとめ

 

 

今回はデザインにおける写真の重要性について解説しました。
写真は雄弁です。
言葉よりも早く人々にイメージを共有します。
それ故に、写真の出来一つでデザインのイメージが左右されると言っても過言ではありません。

デザインの仕事においては必ずしも撮影を行うことばかりではありません。
予算がなく、ストックフォトなどで対応しなくてはいけない場面も出てくるでしょう。
ですが、必要なイメージを計算する知見があればストックフォトからでも十分に適したイメージを作り出すことができます。

まずは目を鍛えることが先決です。
ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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