デジタル庁のデジタルの日ロゴ公募について思うこと。官庁と民間の新しい取り組みに期待

デジタル庁

デジタル庁は、デジタル社会形成の司令塔として、未来志向のDXを大胆に推進し、デジタル時代の官民のインフラを今後5年で一気…

 

最近ホットな話題にデジタル庁のロゴ公募があります。
どうやら、新しく発足されるデジタル庁が企画した「デジタルの日」のロゴを推薦された人物に依頼するというもので、皆が自由に推薦できるというもののようです。

つい先日、候補者のリストが公開されました。
それがこちらです。

 

公式サイトより https://www.digital.go.jp/posts/nBxWskc

 

デザイナーはもちろん、漫画家やシンガー、芸能人と様々な職の方々が選ばれているようですね。
しかし、案の定この人選に不満の声が上がっているようでした。

 

 

 

 

 

この他にも多数の意見がツイッターで見てとれました。
ぶっちゃけた話、僕もこれらの意見と同じ見解ではあります。

 

 

デジタル庁のロゴ公募の問題

 

なぜ、この公募が批判されるのかには色々な理由があります。
一つは選考の条件があまりにミーハーすぎるという点です。

 

「有名人に頼めばとりあえずいいよね」という明らかに旧体制の人気投票式の選考ということがわかります。
デジタル庁という新しい組織に期待されているのはむしろ真逆のプロフェッショナルとしての組織であって、
人気取りのパフォーマンスからの脱却を期待していた人も多かったことでしょう。

僕自身、それがあっただけにこのような選考は正直好ましくはありませんでした。

 

そして、ロゴの選考に対してあまりに無理解が過ぎるのではないかという点もあるでしょう。
ロゴはれっきとしたデザインであり、素人仕事でできるものでは当然ありません。

それを理解しているのかしていないのか、わかりかねますがこのような人気投票選考で案の定、
デザインの世界とまるで違う人材が多数選出されているというところに疑問が生じています。
「ロゴなんて誰にでも作れる」とデジタル庁から言われてると捉える人が出てきても不思議ではありません。

これなら大阪万博やオリンピックの2回目ロゴ選考のようにデザインを募集して、それを様々な業界の人々に選んでいただく方がよっぽど良かったのではないでしょうか。

 

 

別職種の人にロゴを頼むのはダメなの?

ここまで割と批判的なことを言ってしまいましたが、
ではデザインは全てデザイナーだけに任せておけという話なのかと言われるとそれはそれで少し乱暴なのかもなと感じています。

デザイナーでなくても一枚絵で魅力的なものを作れる人はいくらでもいます。
センスのある人はデザイナーのみなんていうのはまさしく傲りでしょう。

しかしながら、デジタル庁が判断することなので実際のところはわかりませんが、
仮に業種が違う人(漫画家など)が手掛けた原案がそのままロゴ化できるとは思えません。
ロゴは単純な絵の話ではなく、ビジュアル設計という側面があるのでただ見た目を作ればそれで終わる話ではないからです。

 

一枚の絵として良いものを仮に作ってもそれがロゴとして機能するかはまた別の話です。
遠目から見ても認識できる、最小サイズの調整、その他媒体での展開性、考えることはたくさんあります。

しかし、そんなことはデザイン的な問題でしかありません。
解決はデザイナーがすればいい。
つまり、デザインの見地のない人が作ったロゴを機能するようにするデザイナーがいればそれで済む問題なのです。

 

 

 

合理的な判断をするならば、1〜10まで原案者には作らせません。
展開性などや細かな調整はデザイナーに委ねられます。
なので、必ずしも職業侮辱だと鼻息を荒くしなくても良いのではないかと思います。

 

実際、権威を持っている人気の漫画家や芸能人にデザインを委ねるというのはよくある話です。
それを最低限、デザインとして成立するものに調整する人間は必ずいるものです。

 

 

 

民間と官庁の新しい取り組み

 

選考に関しては僕自身、色々思うことがありますが、取り組み自体は良いチャレンジではないかと思います。
デジタル庁はやはり全く新しい国の機関です。
そして、やはり民間の力を頼らざるを得ない状況にあります。

そんな最中、この「デジタルの日のロゴ」という言ってしまえばコケても問題ない程度のイベントは最初のトライアルとしては
良い試金石となるのではないでしょうか。

いきなり何もかもうまくいくはずがありません。
まして民間と官庁という組み合わせでは特にです。
そういう意味では長い目でこの公募ロゴの推移を見つめるべきなのではないかと思います。

 

 

 

まとめ

 

今回はデジタル庁のロゴ公募について思っていることを書きました。
個人的には公募に関しては色々と思うところはありました。
ですが、取り組み自体は良いトライアルではないかとも思います。

これからの民間と官庁の新しい取り組みを応援したいなと思います。

 

 

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