余白を制する者はデザインを制す。デザインを綺麗に見せる余白の魅力

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余白とはホワイトスペースとも呼び、要素を何も置かない空間を指します。
この余白はデザインにおいて、とても重要な役割を担います。

今回はこの余白(ホワイトスペース)について解説していこうと思います!

 

 

余白(ホワイトスペース)とは

 

改めて、余白とはデザイン上に何も配置されていない空白部分のことを指します。
「ホワイトスペース」「ネガティブスペース」などとも呼ばれます。

余白とは必ずしも白い色のスペースである必要はありません。
色やタイポグラフィー 、写真などに問わず、何もない抜けのある空間を全般的に余白と定義します。

 

「何もない空白」は「何かある要素の部分」を引き立てる存在になります。
それゆえに、意図を持って余白を使うことで、情報の優先順位が明確になったり、ゆったりとした上質な雰囲気を演出することもできるのです。

 

 

 

 

デザインにおける余白の生かし方

余白を上手く使いこなすだけで、デザインの幅はとても大きく広がります。
余白にはそれほどまでに様々な効果があるのです。

例えば、画面上にあえて余白を作ることで、ゆったりとした余韻を作りだし、高級感を感じさせることができます。

 

 

こちらの画像は余白を生かしたレイアウトを意識してつくってみました。
余白を生かすには空間の中にどこかしら密度感のある要素が必要となってくるので、右上に食器を固めて密度を高めています。
こうしたメリハリを利かせることでより余白は生きていきます。

難しいことは何もする必要はなく、密度と余白のメリハリのみ意識すれば、ゆったりとした空気感と高級な印象を作ることができます。
レイアウトは余白が美しいだけで、印象が見違えるほど変わります。
ある意味、デザインの作業は余白をいかに美しく構成するかと言っても過言ではないでしょう。

 

余白が生きるシーンは主に4つです。

 

高級感

余白をたっぷりと取ることで、画面全体に余韻が生まれます。そこに人は高級な印象を抱きます。
高級感が求められるデザインにおいては余白を多めに取ることが重要となっていきます。

 

視線誘導

余白を多めに取り、逆に見せたいものの密度感を高めることで視線を誘導させることができます。
余白の余韻と見せたいものの密度、2つの要素のメリハリこそが視線誘導には重要な要素となります。

ゆったりと見せる

余白によって、画面全体にゆったりとした空気が通ります。
それによってゆったりと落ち着いた画面構成に仕上げていくことができます。

 

ストーリー性

余白を多めに取ってあげることで、人はその空白にストーリーを感じます。
例えばスカッと抜けた青空を見上げる人を引きで撮った写真など見たら意味深なストーリーを感じますよね?
そう言った情緒的な見せ方が余白によって息づくのです。

 

引用 JT https://www.pressnet.or.jp/adarc/ex/ex.html?cno=a1464&theme=A&nowic=0 

 

 

 

 

余白を生かしたデザイン例

 

引用 JR 行くぜ、東北 https://www.jreast.co.jp/

 

例えば、こちらの「行くぜ、東北」のポスターでは空の余白を思い切ってとることで、空間の広がりを感じさせます。
爽やかで明るい青色とモデルの赤系統の服も良いメリハリとなっています。

 


 

引用 https://www.otsuka.co.jp/adv/poc/graphic13.html

 

白地を気持ちよく生かしたこちらの広告も見事に余白をコントロールしています。
印象的なゴルフボールとコピーの孤立具合がなんとも言えない上品な空気感を演出しています。
それでいて、ボディコピーの密度感でメリハリを利かせています。

 


 

引用 多摩美術大学 https://www.tamabi.ac.jp/index_j.htm

 

基本構成は2面分割にしつつ、余白を実に上手くコントロールしています。
余白によって視線がリズミカルに動きます。
このようにオーソドックスではない遊びの効いた余白は見ている側を実に楽しませてくれるのです。

 

 

 

 

まとめ

 

今回はデザインにおける余白の重要性について解説しました。
余白を上手く使いこなすことで、上品なデザインや視線誘導に優れたデザインを作り上げていくことができます。
ぜひ、街中の広告を見てみる時は、余白にも目を向けてみてはいかがでしょう?

きっと表層には表れない隠れた意図が見えてくると思います!

 

 

 

 

 

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