スターバックスコーヒーは日本でも有数の人気なコーヒーチェーン店です。街を歩けば、どこにでもスターバックスのお店が目に映ります。
店内は落ち着いた照明と暗めのウッドのテーブル。緑のエプロンをきたパートナー。棚回りはおしゃれなコーヒー豆のパッケージやタンブラーが並びます。
スターバックスは徹底して居心地の良い空間を提供してくれています。
そんなスターバックスですが、何よりも特筆すべき点はそのデザイン性の高い広告やグッズの数々でしょう。
ここまでデザインを重視する会社はそうそうありません。
表現も非常にアート性に富んでおり、スターバックスというブランドを支える支柱となっています。
今回はそんなスターバックスのデザインについてお話しようと思います。
ハンドクラフトの表現
もっとも特徴的な点として、水彩のテクスチャや手書きの文字といったハンドクラフト表現を重視しているということにあります。
![スターバックスコーヒーの広告引用画像](https://i2.wp.com/libertyde.org/wp/wp-content/uploads/2019/11/スタバ4月カフェ新作新発売新商品季節限定ドリンク人気おすすめランキング2019-1.jpg?resize=384%2C462&ssl=1)
![スターバックスコーヒーの広告引用画像](https://i2.wp.com/libertyde.org/wp/wp-content/uploads/2019/11/スターバックスカフェ冬1月季節限定ドリンクメニューおすすめ人気ランキング2019.jpg?resize=384%2C462&ssl=1)
![スターバックスコーヒーのタンブラー引用画像](https://i0.wp.com/libertyde.org/wp/wp-content/uploads/2019/11/e203fa862b32d6135ebdf774aad74d55.jpg?resize=282%2C282&ssl=1)
これはより人との繋がりや温かみを伝えていくという、スターバックスの根幹にある考え方を伝えるための表現手法として用いられています。
無機質ではない不完全さがあるからこそ、人は好感をもちやすいものです。
そこをスターバックスは徹底して続けているのです。
似たような表現をしている会社にAfternoon Tea(アフタヌーンティー)があります。
![アフタヌーンティーの引用画像](https://i0.wp.com/libertyde.org/wp/wp-content/uploads/2019/11/christmas_novelty-IMG-01-1.jpg?resize=439%2C421&ssl=1)
こちらも同じようにハンドクラフトの表現を徹底して行う会社です。
スターバックスがそことの明確な違いとして、よりテクスチャ感の強さや形状の大人っぽさを強調しています。
こうなることで、スターバックスはより「スターバックスらしさ」を構築しています。
自由度の高い構図
スターバックスの広告で特に目立つのが、構図のうまい使い方にあります。
よくある水平のテーブルで商品が置かれているといった構図や日の丸構図などシンメトリーが使われることはまずありません。
![ドトールの広告引用画像](https://i1.wp.com/libertyde.org/wp/wp-content/uploads/2019/11/20100319092446-1.jpg?resize=152%2C300&ssl=1)
![スターバックスコーヒーのお菓子のパッケージ引用画像](https://i2.wp.com/libertyde.org/wp/wp-content/uploads/2019/11/img_6657.jpg?resize=300%2C199&ssl=1)
このパッケージのように何かしらのハンドクラフト要素が付与されることがほとんどです。
あえてアシンメトリーな不完さや違和感をつくりだすことで、より意識的に人の関心を惹く工夫がなされています。
そこに先程のハンドクラフトの表現が加わることで、より強い相乗効果が生まれるわけです。
積極的なグッズ、サービスのデザイン展開
スターバックスは積極的にデザイン展開を行っていく傾向があります。
季節や新作のフラペチーノがでるたびにグッズやwebサービスのデザインも多く展開されています。
特にタンブラーなどのデザインは可愛らしいものも多く、人気の商品となっています。
![スターバックスコーヒーのタンブラー引用画像](https://i2.wp.com/libertyde.org/wp/wp-content/uploads/2019/11/th_member-18-2-2.jpg?resize=420%2C405&ssl=1)
テイストも同じくハンドクラフトで統一していくことで「スターバックスらしさ」をつくりだしています。
こうしたデザインの展開を積極的行うことで、プロモーションそのものを強くユーザーに印象づけていくのです。
まとめ
スターバックスは人のぬくもりや繋がりを大切にしており、何よりもアート性を重視したデザイン展開をしていく会社です。
そこを軸にブランディングを展開していくことでスターバックスは不動の人気を得てきました。
大切なことは何よりもそのブランドらしさをつくることです。
だからこそ、人々はそのブランドに愛着をもつのです。
人との繋がり。そして、それを表現するアートフルなデザイン。
それこそが、スターバックスが愛されている理由なのではないでしょうか。
スターバックスのデザイン表現から見るデザインの転換点
![](https://i0.wp.com/images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41nn6y16BOL.jpg?resize=345%2C500&ssl=1)
スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?
![](https://i0.wp.com/images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51hLPu4FmFL.jpg?resize=351%2C500&ssl=1)
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