経験の浅いデザイナーやイラストレーターは上司やクライアントからデザイン、イラストのOKが出ずに悩むという経験が多々あるかと思います。
これは本当に難しい問題で、修正はかさめばかさむほど疲弊していきます。
疲弊していくということはつまり余裕もなくなっていきます。
精神的にはとても辛いですよね。
今回はこの修正地獄から抜け出すための考え方についてお話ししようと思います。
まず前提として修正というものにはもちろん理由があります。
そう理由があるのです。
何も意地悪であれこれと修正を要求する人などまずいないのです。
この「修正には理由がある」
という考え方がついつい忘れてしまいがちなものです。
まずはそれを思い出さなければいけません。
修正に夢中になると意図を忘れて前のめりに
いやいや、そんなの当たり前じゃない?と思うかもしれませんが、実際に作っていると本当に忘れてしまいます。
それはなぜか。
それは脳がそのリソースの大半を絵作りに使ってしまっているからです。
目の前にある絵を作ることだけに集中してしまうために本質から目が外れてしまうのです。
これが修正地獄に陥ってしまう原因の一つでしょう。
では、どうしたらその前のめりを解決できるのか。
大事なことは修正についてロジカルに考えるということです。
修正には当然、意図があります。
まずはこの意図を読み解くことから始めましょう。
意図が読めれば修正の本質がわかります。
ここで間違えてはいけないのが、
修正を文字通り受け取って直すだけでは課題はクリアされないということです。
修正が必ずしも正解とは限らない
修正とは必ずしも正解を示すわけではありません。
なぜなら修正はあくまで経験則からくる指示でしかありません。
つまり予想なのです。
だからこそ、修正を文字通り受け取ってやるだけではなかなか正解にたどり着くことなく迷走しかねないのです。
必要なことはあくまで修正したい意図を叶えるということです。
意図が読めればデザインの正解が見えてきます。
逆に言えば意図が読めなければいつまでも迷い続けなくてはいけなくなるのです。
まとめ
まとめるとデザインやイラストなどの仕事には修正がつきものです。
修正とは必ず意図があります。
その意図を読み取るためにはロジカルに現状を分析しなくてはいけません。
何が求められてるのか。
それを見つけることこそが修正地獄を抜ける第一歩です。